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学校給食は、地元産食材の活用による地産地消の推進等を通して、児童生徒が食への興味・関心・理解を高めるとともに、食に関する知識や望ましい食習慣の形成ができるよう努めています。この観点から、学校給食で提供している米は、すべて取手市産のコシヒカリを使用しています。さらに、国が定める6月の食育月間や県が定める茨城をたべようweekを中心に、学校給食に茨城県産の食材をできる限り多く取り入れています。
地元の畑で生産されている農作物は、多くの品種を少量だけ生産する農家が多く、生産者も収穫量も限られているのが現状です。学校給食は、給食で提供する食材等を安定的に確保することが不可欠になるため、今現在、取手市産の米以外では、地元で生産された農作物を安定して入手できないため、小中学校それぞれで統一した献立により給食で提供することが難しい状況にあります。
このような状況で、令和5年度からは、取手市産の食材を扱う事業主または事業所を随時募集する取り組みを始めました。
令和6年度も前年度に引き続き、11月の茨城をたべようweekを中心に年間を通して取手市産食材を学校給食で活用しました。
また、産業振興課・農政課・子育て支援課(令和7年度からは保育課)・栄養教諭等の参加による、地産地消推進会議を3回実施し、今後の地産地消推進について協議しました。
さつまいも、トマト、白菜、大根、にんにく、もち麦、小麦粉、マーマレード等
令和5年度は、令和4年度から対象校を拡大し、以下の取手市産食材を学校給食で活用します。
食材とは別に、令和5年度から市内にあるパン工場から一部パンの発注しています。
令和5年12月13日(水曜日)に高井小学校で提供されたナン
令和4年度は、以下の取り組みをおこないました。
取手市産の農作物を扱う給食を提供するモデル校を選定し、当該校での事業を展開することで、令和5年度以降の事業拡大を目指しています。具体的には、モデル校の永山小学校で、12月に日持ちがよく生産量の多い大根と長ねぎを使用した給食を13日(火曜日)、15日(木曜日)、16日(金曜日)に提供することで、当該校の食育の推進につなげることができました。
令和4年12月13日(火曜日)に永山小学校で提供されたほっけの塩焼き、きんぴらごぼう、せんべい汁、麦ご飯、牛乳
中学校生徒を対象とした食体験の充実と地産地消の推進の一環として、特定非営利活動法人がってんが運営する「ふくろうの郷」が製造する、取手市産いちごをふんだんに使ったジャムを活用した新メニュー「ビスキュイパン」を提供しました。提供したビスキュイパンのレシピは、以下のリンクからご覧になれます。
子どもたちがビスキュイパンを食べる様子。子どもたちからは「取手市でいちごが採れることを初めて知った」「ビスキュイパンを初めて食べたけど、美味しかった」などの感想が聞かれました。